退職の理由を振り返ってみる

仕事がそれなりに忙しくてしばらく投稿しなかったが、転職して良かったと日々感じているので、前の会社を退職してから半年になる節目で一度冷静に今の気持ちを記録したい。

退職した理由：
１）管理職業務がつまらなかった。部長の仕事もあまり興味を感じられなかった。
２）50名以上の部員の人事査定をすることがしんどかった。自分ならやりたくない仕事でも部下にさせなければならない時もあって、自分の心に嘘をついても部下に指示していたことから解放されたかった。
３）会社経営層の中にとても実力でその職位に上がったとは思えない人も何人かいた。
４）ずっと気に入らなかった奴が執行役員になった。
５）役員の誰もが業績が悪化することを知っているのに、チャレンジしようという覚悟が感じられない。
５）汗水流して役員を狙っても、それまでの苦労は上記の気に入らない奴らの報酬の一部になる。それが許せなかった。
６）会社が対象としている業務で自分の全てをかけてもいい目的を見つけられなかった。
７）55歳になり、残りのサラリーマン人生が見えてきて、このまま悶々と過ごすことに耐えられなかった。

と書き出してみて全てがネガティブな理由だったけど、これらが重なり2年間ぐらい毎日やめたいと思っていた。だから、今は気持ちはスッキリしている。30年以上務めた会社を辞めてみて、今自分の最優先事項は、残りの人生をどう有意義に使うか、それを早く見極めて覚悟を持ちたいということに尽きる。転職した企業の仕事は、では自分の目指す方向と合致しているのかといえばそうとも限らない。一年ぐらいはじっくりと今後を考えてみたい。

ほぼ最後の挨拶

挨拶ができていなかった会社幹部に、今日会うことができた。これで、有給休暇消化期間中もう誰かへの挨拶のために出社するつもりはない。後は、人事部から事務処理説明を受けるだけでバイバイとなるハズ。３０年以上務めた会社を退職するための行動中には、それなりにストレスを感じた。寝ていても自分の知らないところで何か悪いことが進行中ではないかと不安を突然感じて目が覚めることもあった。さっさと人事部との事務処理を済ませて前だけを見て過ごしたいものだ。家内の両親には退職の話を伝えたが自分の親にはまだ何も言っていない。あわてる必要もないし、新しい仕事に就いて落ち着いてからにしようと思っている。今までの会社ではどこか自分の居所が定まらなかった。それは、自分に明確な目標を設定していなかったからだと今振り返るとそう感じはするが、会社マネージメントに近づくにつれ、どんなに出世しようがいつまでたっても周りに気を使い続けるサラリーマンでしかないことと気づいたことも大きな理由。もっと、自由な働き方を模索したい！！　残りの就労人生はそんなに長くはないが、人の役に立っていると実感しながら楽しみたい！！　と思う次第。

いよいよ

さて、このブログを書き始めた理由の一つが転職だが、ようやく会社に退職届を提出した。
会社を辞めた理由はいくつかあるが一番大きな原因は、会社の役員には尊敬できない人も少なからずいて、自分が汗かいて結果を出しても、のほほんとした彼らの給与の一部になっていることが許せない思いが募ってしまったから。彼らは従業員に稼げる仕事を考えろとハッパをかけるが、ここまで極端にひねくれてしまった自分にとってはその策略に同調して周囲の人を鼓舞することはできなかった。結果として、少なくとも人間的に尊敬できる人が経営する会社に勤めつつ、自己のスキルも同時に高めて個人の力で利益を稼ぐ、そんな方向性を歩めそうな小さな会社を選択した。幸いにも収入は変わらないので家内は転職することに、なんとか同意してくれた。そもそも、２年以上、転職したいとの思いを家内に言い続けてきたのでいつの間にか洗脳されたのかもしれないが。。